2019/2/21・21 地域づくりセミナーが開催されました

「関係人口」と「地域づくり」というテーマで行われた基調講演。
講師は『ローカルジャーナリスト』でお馴染みの田中輝美さんでした。
あっという間に人を引きつける話し方・雰囲気・内容に参加者の方々からは
笑いが絶えず、終始おもしろおかしく、でも、内容はしっかりわかりやすく
行われました。

 

「関係人口」や「地域づくり」は結局【人】が繋がることにより生み出されていくもので、
一番大切にしなければいけないことはやっぱり【人】。
田中氏が講演の中で教えてくださったことは、
・大多数の1人より少数の1人の方が存在意義が大きい
・最近の若者は「課題」を魅力と捉える傾向にある
(課題にチャレンジしたい子たちが移住やインターンシップという形で中山間地域に飛び込んでくる)
・団地等で育った、いわゆるふるさとと呼べる場所がない若者が増えている。(ふるさと難民)
・交流疲れや消費型の観光ばかりを推し進めるのではなく、「関係人口」という選択肢を加えてみては?
・「住んだ人しか認めない」ではなく、「関わってくれていることにありがとう」の意識を大切に
等々、『量』ではなく、『質』を大事にしましょうということでした。

引き続き徳島大学准教授の田口太郎氏より「地域づくりと人材育成」として行われたワークを交えた講義では


 

・地域づくりや地域内の活動において、地域の人たちにいかに興味をもたせるか
(例として、高台に逃げる防災訓練に途中で諦めるご高齢の方々に対し、
 ゴールに宴会場をセットすることで最後まで参加してもらう等)
・若者のやることも尊重してみる姿勢が必要
・目の死んだ5000人と、生き生きした2000人、地域としたらどちらにいてほしいか?
(数は重要ではない。一人ひとりのやる気や可能性を大切にしてほしい)
・活性化ばかりを目指し疲れてしまっても意味がない。
 持続性を考え、身の丈にあった活動を始めてみることが大切。

といった、各個【人】を尊重する姿勢を忘れずにといった内容をこれまでの事例を交えて
熱心に講演いただきました。

そして次の日。
田口先生には引き続き『集落点検からの地域づくり』というテーマで第1歩を歩み始めるための手法を
惜しげもなく伝授いただきました。

そもそも、なぜ「集落点検」が必要なのか?どういったことがわかるのか?に対して、田口先生は
現状と未来を簡単な話し合いと作業から視覚化し、なんとなくわかっているようでわかっていない
曖昧な地域のこれからのことを想像しやすくさせる効果が大きいから。とご説明くださいました。

例えば、この写真。

現在と10年後の地域の状態を年代別に設定したシールのみで表しています。
現在50代の人達は60代に(シールが赤や青から黄色に変化)、また、20代の人(緑)は赤や青になるかと思いきや
存在自体がなくなってしまっています。
パッと見ただけでわかるようにすることで地域全体の変化が想像しやすくなり、これから10年後に向かって
どうしていくことが必要なのかを考え始めるきっかけが生まれるというもの。

「集落点検」を経てそこからどうしていくかを考えることが重要なため、集落点検自体はそこまで真剣に
行う必要もなく、あくまでもきっかけの一つとして行ってみてほしいということでした。

とにかく簡単でわかりやすいため、地域づくりのために何からしたらよいのかわからない方々には
ぜひ行ってみてほしいと思います。

また、3/20(水)にはコミュニティビジネスのセミナーも開催予定です。
ご興味のある方はぜひご検討ください!!