2018「とやま農山漁村インターンシップin東中江」実施報告(後編)

9/4(火)インターンシップ4日目

篭渡集落を歩いてみよう!出会った人に話を聞いてみよう!ということで、
歩き始めた学生達。 

 

 

 

 

最初にお話を聞けたのは、すぐ近くにお住まいのおじいさん。
まだまだ現役で、大きな田んぼをいくつも一人で続けてらっしゃるそう。
五箇山は富山市内よりも標高が高く写真に写っている場所は更に坂道を上がった、
明らかに高いところ。

なのに、ジャバジャバと水が流れている不思議・・・

話を聞いてみると、昔、集落のみんなで遠くの山から水を引っ張ってきたとのこと。
「左手に見える山の中にその管が隠れている」とおじいさん。

すごいの一言です。

そして新たな道を歩きはじめ、歩いても歩いても・・・・    誰にも出会いません(笑)
それでも集落の現状を浦田さんに説明していただきながら、
道を上がった先に見えるお寺を目指して歩き続けます。

 

 

 

「人いた!!」
すかさず声をおかけします。


 

 

 

 

今から畑に出かけられるそう。
お邪魔しても悪いので次へと進みましたが、1時間歩いて出会えたのは
このおばあちゃんだけでした。

 

 

 

 

ゴールとして目指していたお寺さんの前からは、篭渡集落と下梨集落が一望です。
来た道を戻り、次の活動「下梨モニタリングツアー」へ。
浦田さんお手製マップを持って、いざ出発。

 

 

 

 

 

小学校跡地や五箇山名物・五箇山豆腐(通常の豆腐より煮崩れしにくく、
原料となる豆の質や重量にこだわっている豆腐)のお店を見て回り、

 

 

 

 

途中、(これも五箇山名物である)とち餅で有名なお店で一休みし、
「とちモチ」ならぬ「とちモンブラン」も販売しているお店では様々なお土産物を視察し、

 

 

 

 

 

また歩いては、地域での暮らしの様子と歴史・文化を学びました。

 

 

 

 

実はこの日は再びの台風の影響で、午後からは避難が必要かもしれないという話・・・

なんとか昼食までを終え、午後に予定していた楮畑での作業は中止し、
屋内でできる作業に切り替えての活動となりました。

 

 

 

 

勢いは強かったものの、速度が速かったため思っていたほどの被害もなく、
この日も無事に終えることができました。

 

9/5(水)インターンシップ5日目

五箇山にあるもう一つの世界遺産集落、「相倉(あいのくら)集落」のフィールドワーク。

この日はまさに台風一過。
青々と澄みきった空が広がり、太陽がとても眩しく感じます。

 

 

 

 

最初に世界遺産相倉合掌造り集落保存財団の事務局、中島さんより
五箇山と白川郷との違いや相倉の現状を教えていただきました。
△公益財団法人 世界遺産相倉合掌造り集落保存財団:http://www.g-ainokura.com/

 

 

 

 

中島さんが意識して取り組まれているのは、「既にあるものに焦点をあてること」。
そして、その既にあるものの【魅力】や【価値】を広く発信し、まずは「知ってもらう」こと。
次に、より多くの方に「ファンになってもらう」こと。
実際にこの五箇山にはそういったファンの方が多くおられ、その方々との交流の中でまた他の
財産の価値に気づけることもあるのだそう。

『新しく何かを造り出さなくても、
この五箇山には人が何度も足を運びたくなるような魅力や価値が溢れている。』と中島さん。
この相倉のために、自分に、また、自分達にできることは何なのか。
周囲の方達にご協力いただきながら、日々試行錯誤されているそうです。

続いての案内役は相倉ガイドを行う「五箇山合掌いろりの会」の山崎さん。
△五箇山合掌いろりの会(問い合わせ先):富山県南砺市大島804(山崎写真店内いろりの会)
                    
0763-66-2821  

 

 

 

 

手持ち資料で昔の風景等と比較しながら色々とご説明くださいました。

 

 

 

 

 

 

今の時代は日本人でも外国人でも自分でネットでなんでも調べてくるため、
ガイドの要請も減っているのだそう。
だからパッと目に映るものだけ(インスタ映えするものだけ)を見て帰る人が多く、
通過型の観光になっているのだとか。

合掌造りといえばまだまだ白川郷が有名(どころかほとんどの人が五箇山を知らない現状)ですが、
「なぜこの合掌造り集落(地域一帯)が世界遺産になったのか」を理解するには
こういった地域の人達の辿ってきた歴史や文化を知ることから始めないといけません。

そこに住んでいる人達がいるからこそ、守り続けたいと思う気持ちがあるからこそ
成り立つ観光だということをしっかり学ばせてくれた五箇山の人達に感謝です。

そして、1日振りで最後の楮畑作業。

 

 

 

 

 

もう虫を見て悲鳴をあげる人は誰もいません。
ただただひたすら草を刈り、汗を流し、一生懸命でした。

 

 

 

 

 

加えてこの日は急遽、昨年のインターンシップ参加者が大量の差し入れを持って応援に駆けつけてくれました!
1年前にインターンシップの参加を決めた学生。
今年インターンシップの参加を決めた学生。
学年も住む場所もバラバラなみんなが今こうして同じ場所にいるのは本当に不思議な感じです。

 

 

 

 

 

夜は地域の皆さんとの交流会。
せっかくだからと、急遽笠踊りまで披露していただき、大いに盛り上がりました。

 

9/6(木)インターンシップ6日目

明日の発表会のため、今日はその資料作り。
みんなで相談した結果、「自分たちが参加したいと思える着地型観光ツアー」を考え、地域の人達に提案することに。

 

 

 

 

 

今までのフィールドワークから感じた「!」や「?」をまとめ、
あれもしたい、これもしたい、やればできるよ!と次々様々な提案が出されます。

昨日は農作業を手伝ってくれた彼も、今日はみんなのアドバイザーとなってくれました。

 

 

 

 

 

パワーポイント資料を作りつつ、きっと地域の人が見やすいだろうと手書きでの資料も付け加えます。
こういった気遣いが自然にできること、本当に素晴らしいと思いました。

 

9/7(金)インターンシップ7日目

昨日中に作り終えた資料で朝から発表の練習中、やっぱりこうした方がいいんじゃない?の連続で
とっさに何回も資料を作り直しました。

 

 

 

 

 

いよいよ発表の時間。

 

 

 

 

 

みんなが心の底から「おもしろそう」「これならお金を払ってでも来たい」と思えるツアー。
【朝寝坊OK】【合掌造りの屋根に上っちゃおう】【和紙でスカイランタン】
【リアル籠の橋渡し】【一人暮らしのお宅での民泊】【楮畑でのお茶会】等々大胆な提案もあるものの、
どうやら地域の人達にも「なんだか楽しそう」と思ってもらえたみたいです。

発表後のリラックスした顔で1枚。

 

 

 

 

しかし帰りも世界遺産バスを使用するため、バタバタとバス停に向かったみんな。
この日も天候は不安定でしたが、不思議と本降りになったのはみんなが帰路についたあとでした。

 

 

 

 

 

沢山の方のご協力と差し入れで、初の東中江インターンシップを無事終えることができました。
参加してくれた皆さん、地域の皆さん、多くの関係者の方々、
本当にありがとうございました。

またぜひ五箇山で再会できることを願いつつ、これからのみんなを応援しています!