海の暮らしを体験する「灘浦塾」8/8~10開催されました!

とやま帰農塾でも、一番人気といえば氷見が舞台の「灘浦塾」。今年は真夏日を記録した今回も、東京、神奈川、埼玉、群馬、愛知、そして富山県内から、参加者は総勢23名! 下は小学生から高校生、大学生、上は70歳と、多彩な顔ぶれが揃いました。

「灘浦塾」といえば、昨年は、8月31日からスタートしましたが、初日、氷見市は記録的な大雨に見舞われ、避難勧告が出たほど。灘浦塾でも、急遽、開講式の場所を変えるなど、プログラムの変更に大わらわでした。

今年はただただ、お天気だけを祈りながら迎えた初日。無事に予定通り、九殿浜休憩所にて開講式を終え、その後、海藻から作るトコロテン作りと魚さばき体験にチャレンジ。

トコロテン作りをご指導くださるのは、民宿、浜野荘の奥さん。右側におられるお母さんです。手元に袋に詰まった薄い茶色の物が、ところてんの原料となる天草。

これを煮詰めて、天草を取り除いた後、液だけを冷やし固めたものがところてんになります。
参加者の皆さんも真剣な顔つきで浜野さんの説明に聞き入ります。
今回、5つの民宿に分宿しましたが、浜野荘さんもそのうちの一つ。浜野さん、3日間、お世話になります!

煮詰めたところてん液をバットに流し込んで冷やし固める作業。完成したところてんは明日の夕食でいただきます。

もうひとつ、魚さばき体験では、普段、目にすることのない、まるごと1匹をさばきます。

「これは何のお魚?」「シマダイかな?」なんて会話を楽しみながら。

さばき方をレクチャーされながら、子どもも、大人も、初めてさばく人も、数をこなす度に手際よくさばいていきます。こちらは、お刺身や大漁鍋の具材に使われます。夕食をお楽しみに。

日が暮れる頃には、交流会がスタート。地元のお父さん、お母さんたちも、さざえや氷見牛など差し入れを準備してくれスタンバイOK.

サンセットディナー、という言葉にふさわしく、氷見のご馳走がテーブルいっぱいに並び、お料理に舌鼓を打ちながら会話を楽しみました。

続く2日目。この日は朝食前に、氷見漁業協同組合での、セリ見学からスタート。

2階からの様子。塾生たちは解説が流れるイヤホンを聞きながら市場のセリを見学します。夏の暑い時期なので水揚げは少ないとはいえ、朝の市場はたくさんの漁師さんで活気づいています。

続く午前中は、在来種にこだわり、薬はもちろん、肥料や堆肥、除草剤も使用しない自然栽培にこだわるNICE FARM、廣さんの畑へ。在来種、というのはその土地に古くから伝わる固有の種。収穫量が少ない、形が不揃い、などの理由から多くの人が生産をやめてしまった今でも、在来種にこだわった野菜を作っています。その特徴は食べてみると分かる「美味しさ」。パンチがあり、濃い味わいで一度口にするとクセになります。

おくらも、太陽の日差しを浴びてたくましく育っています。
ここで皆さんが収穫した夏野菜を使って昼食のパスタを作るので、炎天下のもと、作業にも熱が入ります。在来種の夏野菜は、スーパーで見る野菜と違って存在そのものもどこかワイルドかつ、エネルギーにあふれているのが特徴。
オリーブオイルで炒めてシンプルにお塩で味付けるだけの究極パスタ。トマトの赤みが食欲をそそります。


完成した夏野菜パスタ。ズッキーニやオクラなど、野菜が持つ力強さが伝わってくるでしょうか?!


続いて午後は、「ひみラボ水族館」で、地域のブランド米「イタセンパラ米」についての講義、移住についてのお話などを聞きます。通称「ひみラボ水族館」とは、富山大学理学部・氷見市連携研究室のことで、国指定天然記念物イタセンパラを中心に氷見に住む魚たちを展示した、地域の「資料館」のような施設です。

施設内では、ザリガニ釣り体験なども楽しめ、大人でもついつい夢中になってしまう面白さ。
イタセンパラについて解説くださった講師の方々が、ご自身の「移住」についてのお話などをお聞かせくださり、場も和んできたところで、そろそろ夕食の時間が近づいてきます。今夜のメニューは氷見カレー。


まずは、初日に作ったトコロテンを突いたり、

氷見カレーにトッピングする夏野菜をカットしたり、

ところで、氷見カレーの定義は、「氷見産の煮干しを使用すること」。今回はコンカイワシの煮干しを使っています。写真はカレーのトッピング用にふりかけ状にしたもの。

ぐつぐつと煮込んだカレーはちょっぴりスパイシー。お子様には辛かったかもしれません。
続く最終日。
朝からカヤック、釣り、イカダなど海のアクティビティを満喫。
子どもはもちろん、大人も夢中になってビーチ体験を楽しみ、3日間があっという間に終了しました。