雪に親しむ、地域の特産について学ぶ【やまだ村塾】2/9~11開催!

暖冬だった今年の冬、2018年度、最後を締めくくるのは富山市のやまだ村塾。テーマは「これが北陸の冬だ!雪深い村で温かい人情に触れる」。

今回の参加者は、首都圏や京都などから総勢9名。うち学生が7名を占め、平均年齢もぐっと低くなった今回。

初日の開講式は、1日目の宿泊施設でもある、富山市の自然体験施設「子どもの村」にて行われました。施設の方から、館内の説明、寝具の使い方などをお聞きした後は、スキーウェアに着替えて今日のプログラムへ。

初日のプログラムはイグルー(かまくら)作りと雪かき体験の予定でしたが、今年は雪が少ないため、段ボールでソリ作り体験&ソリレースに変更に。参加者が3チームに分かれ、それぞれ、デザイン、機能などを追求したソリ作りに励みます。

写真左手が、このやまだ村塾の塾長である吉田良雄さん。NPO山田の案山子など、長年、山田の地域活性化に関わってこられたお方です。ソリ作りのポイントやコツを教えてくださるヒトコマ。受け入れ側の方々もユーモアたっぷり。

完成したソリを手に。なかなか決まってますね。ちなみに、塾長をはじめとする審査員が、各チームのソリ作品にポイントをつけ、さらにこの後、スキー場でのソリレースのタイムをプラスして、順位をつけるという凝った趣向です。

一行は近くの牛岳スキー場へ移動し、スキーヤーが入ってこない特別エリアで、ソリレースを楽しみます。かなりスピードも出ています。途中、転覆ポイント(?)があり、一度は皆さん、雪まみれに。難儀しながらも、どうにか、ゴールを目指して滑ります。

 

普段、しない雪遊び体験に、参加者の皆さん、とてもいい笑顔。初日は、身体を動かし、体力を使ったので、ぐっすり眠れたことでしょう。

そして2日目の午前中は、獣害とジビエについて学ぶ講座からスタート。

イノシシを中心に、その有効活用が進む富山県、そして山田地区の取り組みについてお話をお聞きします。都会では高級品のジビエ。富山では、祭りごとやイベントなど、何かにつけて、イノシシ肉が出されることもあり、身近な存在です。

 

ジビエ講座の後は、和かんじきを履いて、雪の中をカンジキハイク。前日の夜、いい感じに降り積もった雪のおかげで、ふわふわのいい状態の雪を歩くことができました。

皆さんが手にしているこの和かんじき。作れる職人さんが、高齢化などでいなくなり、残すは立山町の1人、と存続が心配されていましたが、無事、お弟子さんも見つかり、後継者問題もひとまず、クリアしたそう。

 

普段はできない、雪上から転がり落ちたり、雪の中にダイブしたり、いい表情です。

続く午後は、山田の特産品である啓翁桜の栽培について学びます。

啓翁桜は、山形県発祥の品種改良された桜。お正月に花を咲かせる珍しい桜で、山田では、農閑期の仕事として、需要が高まっていますが、生産者が足りずに、追いついていないとか。

続いて、りんご畑へ。りんご栽培は、もと、富山市の地域おこし協力隊だった藤田さんが中心となって、若い世代も巻き込んで生産に励んでいます。

剪定する枝について説明を受けながら、のこぎり片手に参加者たちも、おっかなびっくり、枝を落としていきます。真剣な顔つき。

 

そして、迎えた最終日。この日は山田の特産である、蕎麦打ち体験です。

講師の若林さんに指導を受けながら、それぞれに自分のマイ蕎麦を打っていきます。作務衣姿がキマっている若林さん。こねたそば粉についてレクチャーを受けている様子。

時間をかけすぎるとどんどん、乾いてしまうので、時間との戦い。「師匠~!こちらの様子を見てください」「師匠、こっちにも来てください!」講師の先生、ならぬ、蕎麦打ちのお師匠は、あちらこちらから声がかかり引っ張りだこ状態です。

蕎麦粉を捏ねて、伸ばし、包丁でカットするところまで、たっぷり2時間30分ほど。切ったそばから、茹でていただきます。自分で打ったお蕎麦は、格別な美味しさだったはず。

 

3日間、山田地域の特産と人々のあたたかさに触れた3日間。振り返りの感想では、学生たちから、「中山間地域の持つ課題に触れることができた。自分でも何ができるか考えてみたい」など、意欲的な感想が飛び出しました。

 

吉田塾長をはじめ、地域の皆さん、改めて3日間、ありがとうございました!