「酪農、竹林、藍染、盛りだくさんな国吉塾!9/22~24開催」

県内10か所で開催している「とやま帰農塾」。皆さん、パンフレットなどをご覧いただきお申し込みくださるのですが、どの塾を選ぶか?は、そこに書かれた「プログラム」が自分に響くか、だと思います。

今回、高岡を舞台に開催された「国吉塾」では、「若い酪農家を訪ねる」というプランが組み込まれており、東京からはるばる来てくれた女子大生は「将来、酪農家を目指している」ことから、参加してくださったそうです(これは本当に嬉しい参加動機です)。

国吉塾の塾長は写真、右手の吉野さん。地域の顔役とも言えるお方です。

 

1日目は広島から移住された青沼さんファミリーが始められた牧場「クローバー・ファーム」さんへ。つなぎ姿&メガネの男性が青沼さんです。学生時代、酪農家を志し、新潟の大学で農業を学んだ後、富山県黒部市にある牧場に勤務。2015年、酪農家として独立しました。

青沼さんの牧場は、もともと、ここで、酪農をされていた方の後を引き継いだもの。酪農家ってハードで休みのない印象ですが、青沼さんによると「牛が病気やストレスにならないよう、最大限、気をつけることでかかる労力はぐんと軽減される」のだとか。こだわっているひとつがエサ。干し草でお腹を満たした後、麦芽の残りカスなどを発酵させた飼料を与えているそうです。

お乳も絞らせてもらいます。牛さん、ちょっと失礼しますよ。

牧場を引き継いだ当初、わずか30数頭から、今ではその倍の70頭近くまで増やした青沼さん。この夏の酷暑で、他の農家さんたちは軒並みダメージを受けたにもかかわらず、青沼さんのところだけは減少するどころか、順調に乳量も増やしたそうです。

「今後は若手の育成にも力を入れたい」と熱く語ってくれた青沼さん。酪農家を目指す女子学生も熱心に聞き入っていました。今後、このご縁がどんな風に広がっていくかが楽しみです。

続く、初日の夜の交流会では、県内の様々な民謡を唄って踊れる名手が飛び入り参加され、素晴らしい歌と踊りを披露してくださりました。

長い夜は月明かりとともに更けていきます。

 

2日目は、竹林整備からスタートです。切った竹林を粉砕機に入れて粉々のチップにしていきます。ここでも、女子大生チームが大活躍。なかなかの重労働ではありますが、率先して作業に励んでくれました。

赤いジャンパーに赤いヘルメット。粉砕機も赤、と「情熱のレッド」チームです。

重労働は苦手な方々は土を掘ってミョウガ採りに集中。そして、この素晴らしい収穫!

お昼は皆さんでBBQを楽しみ、午後からの作業に続きます。

午後はサツマイモ掘りからスタート。この夏の暑さで成長が遅れ、残念ながらかなりスリムなサツマイモたちでした。

 

続いては、竹を使ったランプシェード作り。基本となるデザインがいくつかあり、その中から自分の好きなデザインを竹筒に施していきます。ドリルで大小の穴をあけていくのですが、皆さん、作業にすっかり夢中!男性だけでなく、女性の参加者の方々も「楽しい!」と喜んでおられました。

ある程度、デザインを施したら、中に光を当てこんで、どんな完成予想になるか確かめます。世界にたった一つのマイ・ランプシェード。忘れられない体験になりました!

2日目午後のもうひとつの体験は、郷土料理である押し寿司作り。塾長の指導のもと、型に酢飯を詰めて酢漬けにしたミョウガ、サバを乗せていきます。完成が気になるところですが、こちらは明日の昼食にいただきます。

 

そして、あっという間に迎えた3日目。ちなみに国吉塾の朝ごはんは、皆さんで協力しながら作り、釜で炊いたご飯をいただくスタイルです。火を入れて炊きあがりを待つ、の図。やはり、釜で炊いたご飯は格別です!

 

最終日は藍染め体験からスタートです。Tシャツに施したいデザインをイメージしながら、ヒモで縛って(絞って?)いきます。縛った部分は藍の色が入らないので、白く抜ける模様になります。

ところで、藍染めの衣服は、虫除けにも効果的だとか。蚊が寄ってこないので、昔の戦国武将たちは藍染めの下着を身に着けたそうです。蚊にさされまくりでは、肝心の戦にも勝てませんよね。

Tシャツを染めるための藍液という液体につけ込みます。

木の棒で液をかきまぜて・・・

皆さんの作品が一堂に。ヒモで縛った部分をほどくと、ご覧の通り、染まらずに白い輪っか模様になります。ランプシェードに続き、世界でたった一枚のマイ・Tシャツの完成です。

そして、最後のプログラムはお楽しみのリンゴ収穫へ。「どれが甘そうかな?」「あ、これ、すごく大きいよ!」。皆さん真剣な表情で、熟したリンゴを収穫します。

ほら、見て見て、美味しそうでしょ? 

今回も吉野塾長をはじめ、地域の皆さま、3日間にわたってありがとうございました!