8/11 農業サポーター報告【花オクラ祭り】in 朝日町蛭谷

明け方まで降っていた雨もやみ、湿度の中にも、ほんのり涼しさが感じられた811日(土)。「山の日」の祝日であるこの日、朝日町の蛭谷(びるだん)にて、花オクラを摘んで、アートとして楽しんだり、食したり、その魅力を体験するイベントが開催されました。

 

今日の主催者は、蛭谷和紙伝承協議会の会長であり、自然体験学校「夢創塾」を主宰する長崎喜一さん。「グリーングリーンとやま」の代表理事も務められており、人望の厚いそのお人柄から「仙人」とも呼ばれています。

 

 今回の舞台である蛭谷(びるだん)地区。初めての方は、読めない(聞き慣れない?)地名かと思いますが、「紙好き」な方なら、五箇山和紙、八尾和紙と並ぶ越中和紙のブランドのひとつ、「蛭谷和紙」としてお馴染みかもしれません。

さかのぼれば、そのルーツは滋賀県近江市の蛭谷(ひるたに)に行きつきます。今から400年以上前、ここから富山県朝日町に移住してきた方々が、この地を「蛭谷」(びるだん)と名付け、栄えていきました。

実は、本日のイベントの主役である「花オクラ」(正式名称はトロロアオイ)。この植物から採れる粘液こそが、和紙作りに欠かせないのです。

花びらの色は薄いレモンイエロー。花弁は紫色をしており、どこか南国風な雰囲気は、見る者をハッピーな気分にしてくれるお花です。「花オクラ」と呼ばれるのは、オクラに似た花を咲かせることから。このお花、食べても実に美味しいのです。

 

この日、集まった参加者は32名。夏休み期間とあってファミリー連れも多く、中には東京から来られた方も。

 

まず、花オクラを摘む作業からスタート。摘んだ花で「花びらアート」に挑戦です。2チームに別れ、花びらの11枚を和紙の上に並べ、右からの渦巻き、左からの渦巻き、2つの渦を作ります。

その後、2枚の和紙を合体させて、ひとつの「輪」を作ります。2つの渦がひとつの輪につながった瞬間、「わぁ!」と歓声が上がりました。

長崎さんが気象予報の「台風の目」を見ていてヒントを得たというこの花びらアート。

見た目の美しさもさることながら、人の「輪」や「つながり」も感じられるこのアイデアには、思わず脱帽です。

 

続いては、花オクラを「食べる」試みです。沸騰したお湯にさっとくぐらせ、ポン酢でいただく「花オクラのしゃぶしゃぶ」。これがさっぱりとして実に「いける」のです。この他にも、刻んだミョウガとお酢であえた「花オクラの酢の物」や「花オクラの天ぷら」など、様々なバリエーションが楽しめます。

 

 

この後は、差し入れでいただいたイノシシやシカのお肉、同じく差し入れの立派な牡蠣を豪快に焼いて、わいわいとBBQタイムに突入。普通の牛肉や豚肉は一切ナシ、今回はオール・ジビエという、なんとも贅沢なBBQになりました。

まるで「ギャートルズ」のような立派な骨付きお肉にかぶりつく、の図。

 

 

続いて、この日、小麦粉から生地を練ったお手製のピッツア作り。

生地もしっかりとした厚みのある生地で、具だくさんのピッツアはカットするのも一苦労。窯から出したてのアツアツをいただきます。奥に小さく見えるブルーベリーをたっぷり乗せたデザート・ピッツアも大人気でした。

 

最後には和紙作りも体験して、はがきサイズの和紙をお土産に。

 

 

子どもから大人まで、参加者の皆さんの笑顔があふれる1日になりました。

 

 

「花オクラ」という一つの素材から、「アート」、「食」、「和紙作り」・・・と、様々な楽しみ方を体験した今回のイベント。

 

事前準備から当日の進行もふくめ、長崎さん、そして、朝日町地域おこし協力隊の小松さん、地域のお父さん、お母さん方、本当にありがとうございました。

 

今回、残念ながら都合があわず参加できなかった方は、次回、第二弾が開催されることを願っていてくださいね!