とやま帰農塾2017【五箇山なぎ畑塾】の報告
投稿日:2017年8月30日 | 最終更新日:2017年10月10日
カテゴリー: とやま帰農塾
8月23日(水)~ 25日(金)
南砺市上平地域にてとやま帰農塾「五箇山なぎ畑塾」が開催されました。
▼8月23日(水)
合掌の里での開講式から、
二泊三日のとやま帰農塾「五箇山なぎ畑塾」がスタート。
まずは、民具づくり体験そのイチ。
民具の原料となるハナノキ(楓)のヒゴ(木のテープ)をつくります。
丸太を割るところからはじまる手作業の工程です。
なたをつかった地道な作業ですが、次第に皆さん熱中してきました。
これで原料はバッチリ!
ここで作ったヒゴは二日目に再登場します。
浄土真宗が親しまれている北陸、富山県。
この日の夕食は、伝統的な精進料理である「報恩講料理」をいただきました。
え、ご飯が少なくみえますか?
これは、皆さんにおかわりして沢山食べてもらうための心づかいなのだそうです。
五箇山豆腐や、地物の食材を使用した料理をゆっくりとかみしめます。
食事の後は、この地の代表的な民謡”こきりこ節”の舞いを鑑賞。
優雅で、かつ力強い踊りに皆目が離せません。
いろりを囲んでの村づくり談議。
塾長の西さんから、五箇山の伝統などについてお話を伺いながら、
初日の夜は更けていきました。
▼8月24日(木)
二日目がスタート。
午前中は天候の都合もあり、予定を変更してミョウガ収穫に挑戦。
背の高い葉っぱのなかをガサゴソガサゴソ。
いたるところに、ちょうど良い大きさのミョウガを発見!
宝探しの気分です!
天候も少しばかりもちなおした午後。
ついに当塾のメインプログラム”なぎ畑”に挑戦です。
まずは火入れ前の工程として、枯れた草を取り除きます。
下準備が重要です。
そして、火入れ!!
午前中の雨で湿っており、なかなか広がりませんが、
じっくりと火を入れていきます。
火入れした畑を耕し、五箇山の在来種である赤カブの種をまきます。
この地域で伝統的に営まれてきた手法であるなぎ畑。
伝統的なものを守っていくことは簡単ではありませんが、
五箇山には伝統を大切にし、受け継いでいく人たちがいます。
合掌の里に戻った一行。
昨日に引き続き、民具づくり体験そのニに取り組みます。
昨日つくったヒゴ(テープ)をつかって民具/クラフトを作成していきます。
しおりやコースターなどが完成!
ぜひ、ご自宅に帰った後も、材料を探して作成してみてくださいね!
▼8月25日(金)
五箇山なぎ畑塾最終日は、上平地区の端、岐阜県境にある桂湖へ。
まずは、安全に活動するための注意事項等を確認します。
さあ、桂湖でのカヌー体験スタートです。
あまり天気はよろしくありませんでしたが、
薄霧の桂湖も、それはそれでよい雰囲気だったのではないかと思います!
五箇山なぎ畑塾、最後のプログラムはお豆腐づくりです。
大豆を炊いた状態から、班ごとに協力して各行程に取り組みました。
どーーーんと、完成!!
つくりたてのお豆腐は絶品ですね。
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これにて三日間の五箇山なぎ畑塾は終了です!
五箇山、上平の皆さまありがとうございました!
参加者の皆さま、ぜひまた五箇山へ戻ってきてくださいね!