「とやま農山漁村インターンシップINびるだん 第二回」実施報告 (前編)
投稿日:2015年8月28日 | 最終更新日:2016年2月17日
カテゴリー: インターンシップ
8/19~25、お盆を過ぎ暑さも峠を越した朝日町にて、「とやま農山漁村インターンシップINびるだん 第二回」が開催されました。
これは地域滞在型のインターンシップ事業として、富山県及びNPO法人グリーンツーリズムとやまが地域と協力して実施したもので、びるだんでは8月前半に続き二回目の開催となります。
※第一回の様子はこちら
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朝日町びるだん(蛭谷)地域は、びるだん和紙やバタバタ茶といった伝統文化をもつ、自然豊かでのどかな集落です。一方で、近年は人口減少や高齢化が急速に進み、高齢化率は約70%。地域の方からは「消滅」という声も聞かれます。
そんな状況のなか、参加者の皆さんに課せられた課題はこちら。
「蛭谷の現状を踏まえた上で、今後の地域のあり方を見据え、“今、何をすべきか”を提言してください」
参加者の皆さんには最終日にこちらの課題について地域へ向け提案をしていただきます。
それでは、7日間のインターンシップの様子をご覧ください。
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▼8/19(水)
自治会館での開講式からスタート。
この日も沢山の地域の方に集まっていただきました。
早速、バタバタ茶伝承館へ。
バタバタ茶と共にいただくちょっとしたお料理や果物がうれしいです。
バタバタ茶は国内でも珍しいという発酵茶。
製法などについてご説明いただきました。
地域の方から突然スイカをいただくという嬉しいハプニングも!
続いて、びるだん地域の見学です。
以前は盛んにお祭りなども行われていたというお宮からの景色。
地域では若者の数が減少しています。
夜はみんなで朝日町名物”ビーチボール”に挑戦。
様々な大学から集まった参加者の皆さん。すぐにみんな打ち解けたようです。
▼8/20(木)
二日目はまず町役場にご挨拶。
町の概要や取り組みについてお話を伺いました。
自治会館へ戻り、統計を使ったシミュレーション。
客観的なデータからも地域の現状を理解します。
午後からは富山市内を視察。
県庁へのご挨拶、見学の後、市電を利用して駅北方面へ。
コンパクトシティ富山市と朝日町との比較ができたでしょうか。
最後は長崎さんのはからいで、KNBラジオ出演。
数日後の発表を控えた彼らに「話す」ということについて学んでいただきました。
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びるだんのインターンシップを語るうえで欠かせないのが、
地域内の連絡手段である「有線放送」です。
日替わりでの参加者の自己紹介や、ご提供いただいた野菜の御礼など、
地域の皆さんも楽しみにしていただいていたようです。
間接的ではありますが、全てのお宅に話しかけることができたのは、
地域の皆さんとの大切なコミュニケーションツールでした。
⇒後編へ続きます!