4世代、11人のファミリーで営むワイナリー「やまふじぶどう園」

エリア
富山・八尾エリア
目的
直売所・地産地消のお店、地産地消のレストラン・カフェ・農家レストランなど、農園

県道359線沿いにあるドライブイン「ホーライサン」。そこから一本、入ったところに「やまふじぶどう園」を営むホーライサンワイナリーがあります。ワインを販売する売店にはカフェも併設されており、お天気の良い時は広大なぶどう畑を眺めながら、ゆったりとスローな時間を満喫できます。

ちなみにホーライサンの由来は、中国に伝わる楽園の代名詞でもある「蓬莱山」から。広大なぶどう畑に神々しいほどの夕陽。まるで、ヨーロッパの片田舎に来たかのような景色。

 

 

この土地の地主だった初代が、ぶどうを栽培し始めたのが1927年のこと。北陸最古のぶどう園です。CMO(最高マーケティング責任者)である山藤智子さんによると「米騒動が起きて、お米を使ったお酒が作れなくなった時代。初代はお酒が好きだったらしく、色々な果樹を植えた結果、最終的に風に強いぶどうが残ったことから、ぶどう酒を作り始めたようです」。

ドライブイン「ホーライサン」や観光農園を手がけたのが2代目。そして現在、3代目を継いだ現社長はさらにぶどう園を拡大してきました。

現在、4世代11人の山藤ファミリーで運営されているやまふじぶどう園。智子さんの夫が食用のぶどうを担当し、智子さんの姉、奈穂子さんの夫がワイン用ぶどうと醸造を手がける、まさに一家総出の「家内制手工業」。すべての作業を家族で行い、智子さんは5、6歳の頃からワインのラベル貼り、小学生の頃には、夏休み期間は売店で接客を手伝うなど、家業を身近に感じながら育ってきた、といいます。

6ヘクタールの畑に約40種類のぶどうが栽培され、8月から10月にかけてはぶどう狩りも楽しめます。ワインは年間約5万本を生産。園内の売店や取り扱い酒店で販売しています。「ときわすれ」「ほしあつめ」「みぞおち」「あさっぱら」など、どれもユニークなネーミングは、家族やスタッフみんなでワインを飲みながら出てきたアイデア。

 

「富山の人は独自な味覚で、渋さに敏感、フレッシュで若いワインを好む傾向があります。食べ物も新鮮だし、野菜は家庭菜園で採れたてを食べている人も多い。それに合うよう、主張しすぎないのものは勿論のこと、個性のあるもの、また、必ずお客様の好みの1本が見つかるように、ワイナリー限定ワインを常時、7種類以上ご用意しています」と智子さん。そこには、「いつ来ても楽しく選べるように」との思いが込められています。

 

ネット販売などを行わず、店頭販売にこだわっているのは、一度、お店に来た一人ひとりに丁寧に説明をして気に入ったものを買ってほしいから。「世界中に星の数ほどある美味しいワインの中でも、ぜひ、富山の空気を思い出しながら飲んでほしいですね」。

 

併設のカフェでは、ワインはもちろん、ぶどうのパフェ、パンケーキなどのスイーツのほか、ワインがたっぷりと使われたカレーがオススメ。

新しいアイデアとあたたかな家族経営で富山のワイン文化をリードする「やまふじぶどう園」。この先、園内にゲストハウスや、囲炉裏を囲んでワインを楽しめるスペースを作る構想もあるそうです。

 

9月に行われる収穫祭のほか季節のイベントも行われているので、ぜひFBページなどでご確認を。ぶどう畑でウエディングもできるという、夢とロマンが広がる場所です。

 

 

やまふじぶどう園

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