「産直売場に直結、農家さんの憩いの場でもあるJun Blend Kitchen」

エリア
高岡・氷見エリア
目的
直売所・地産地消のお店、地産地消のレストラン・カフェ・農家レストランなど、農園

高岡の「アグリピア直売所」に直結した「Jun Blend Kitchen」。こちらの食堂を切り盛りする大坪順子さんは、宮崎出身、結婚で富山へ。専業農家を目指し、義理のお父さんの農業を手伝いながら、手がける西洋野菜が軌道に乗りかけた頃、直売所内で飲食店をやってくれないか、という話が舞い込みます。「最初は軽い気持ちでOKした」という食堂も、オープンから2019年で8年目。

西洋野菜を手がける農園「Jun Blend Farm」で作られた野菜を中心に、地場産の食材を使っています。朝830分オープンと早朝から営業しているのは、お隣の産直所に野菜を納品に来た農家さんたちの「一杯のお茶飲み場」でもあるため。朝からたくさんのお客さんで賑わいます。

納品を終えた農家のお母さんたちがコーヒーを飲みながら、順子さんと世間話で盛り上がる間にも、人気ナンバーワンメニュー「チキン南蛮」を食べに来るカップルやテイクアウトを注文する男性など、お客さんがひっきりなしに訪れます。

チキン南蛮は、順子さんの故郷、宮崎のソウルフード。「宮崎は週の34回、外で食事をするほど外食文化が盛んな地域。美味しい素うどんが180円で食べられるなど、安くて美味しく、ボリューム満点。活気もあって賑やか。子どもの頃の記憶にある、そんな繁盛店をイメージしながら、ここでお出ししているメニューにもその量感を反映させています」。

看板メニューは、自ら栽培した西洋野菜、近所の農家さんから仕入れた野菜をふんだんに使った「ジュンブレンドサラダ ランチプレート」。約15種類の野菜の状態を見ながら、生、煮る、焼くなど、それぞれに適した調理法で盛り付けたもの。「生で食べて美味しいけれど、煮たらダメな野菜もあります。そうした野菜のコンディションを見極められるのは自分の強みですね」と順子さん。

直売所に野菜を納品している農家さんの最高年齢はなんと93歳で、その多くは70代~90代。「ここは高齢者の憩いの場、コミュニケーションの場でもあります。農家の皆さんは、お元気とはいえ高齢なので、病気や生死など、深刻な問題にも直面することもあります。だけど、うちの子どもが熱を出した時、農家のお母さんたちが助けてくれるから、食堂を続けることができている。人の手を借りられるから、ここを継続していけてるんです」と順子さん。

 

「食堂」の域を超えて、農家さんや高齢者の皆さんがイキイキといつまでも元気でいられる「居場所」の役割も担っているお店です。

Jun Blend Kitchen (ジュンブレンドキッチン)

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