地元の郷土料理をいただける立山信仰の里「芦峅寺ふるさと交流館」

エリア
立山・上市エリア
目的
地産地消のレストラン・カフェ・農家レストランなど、料理教室、文化

古くから「神が宿る山」と崇められてきた霊峰・立山は、江戸時代、極楽往生を願うたくさんの人々が登拝し、女人禁制だったその昔、女性を救済するための宗教的儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」が行われてきました。

そんな「立山」へ訪れた人々の「玄関口」であるのが、ここ「芦峅寺(あしくらじ)ふるさと交流館」。

もともと保育園だった場所を改装してオープンした館内には、立山にまつわる資料や写真、雑貨などが所狭しと並び、地元に伝わる郷土料理もいただけます。かつて立山登拝する人々は、ここ、芦峅寺の宿坊に泊まって身なりを整え、立山に向かった、という歴史ある地域です。立山町にちなんだ護符や、第1次南極地域観測隊に参加した「芦峅寺五人衆」紹介パネルも。

館内でいただける御膳の一つ。朱色のお椀で供されるのは、江戸時代、宿坊に泊まった道者衆(どうしゃしゅう)と呼ばれる信者へ出された、最高級のおもてなしを表しているそうです。ちなみに普通の人には黒塗りのお椀が出されたとか。

立山登拝する人に宿坊で出された精進料理「つぼ煮」(写真右下)は、乾燥こごみを戻したものに、里芋、人参、油揚げなどを加え、お醤油と昆布だしをベースに味付けしたもの。小さなじゃがいもの甘辛煮「かっつる」、よもぎを練り込んで焼いたお餅「焼きつけ」など、山の恵みをふんだんに生かして作られた、どれも素朴ながら滋味深い味わい。

お料理を作ってくださるのは、「芦峅女性の会」の会長、佐伯照代さんら、地元の女性たち。太陽のように明るく、会話上手な照代さんのお人柄もあって、県内ならずとも県外、海外からのゲストにも人気です。

 

立山信仰を「食」という切り口で味わった後、さらに学術的に学びたい方は、近くにある「富山県・立山博物館」へどうぞ。

 

立山芦峅ふるさと交流館

※お食事は2日前までに要予約。
※貸切や臨時休業の場合もあるので、出かける前に電話で確認を。

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