八尾和紙の魅力を体験できる「桂樹舎」

エリア
富山・八尾エリア
目的
地産地消のレストラン・カフェ・農家レストランなど、工芸

八尾町で富山市の伝統工芸「八尾和紙」を作り続けている桂樹舎。

カラフルでお洒落な柄の和紙で作った名刺入れやブックカバー、ステーショナリーなど、多彩な和紙小物を手がけています。

 

館内には、和紙を加工したお土産が並ぶコーナーをはじめ、和紙についての歴史や展示品が並んだ紙の工芸館「和紙文庫」、洋風モダンな雰囲気の喫茶パピルスなどがあり、和紙の魅力を堪能できる施設です。

 

昭和35年に設立された「桂樹舎」の木造瓦葺の建物は八尾町の中山部にあった小学校の分校を移築したもの。中に入ると、いたるところに懐かしい学校の面影が感じられます。隣接した工房では和紙が作られる工程を見学できるほか、紙漉き体験もできます。

その昔、室町時代に税金の代わりとして納められていたという越中和紙。飛騨から富山に移り住んできた人々が山間部で紙漉きを始めたのが八尾和紙のルーツです。富山の売薬さんの活躍とともに、その薬包紙として使われたことで、八尾和紙も発展しました。

創設者である、初代の吉田桂介さんは、和紙の魅力に取りつかれ、民芸美学の祖、柳宗悦や棟方志功とも交流を持った方。人間国宝である芹沢銈介氏に師事し、型染めの技法を取得しました。芹沢さんからデザインを学んだ吉田さんは、アフリカやアイヌなど様々な国の伝統工芸からインスパイアされながら、味わいあふれる魅力的な柄を生み出していきました。

「厚くて、水に溶けない」紙でも知られる桂樹舎の和紙。驚くのが座布団やバッグなどの商品もあること。触ってみると、耐久性があるのも納得の丈夫さです。

工房では和紙作りをはじめ、和紙にベースとなる色を乗せる「地塗り」、「模様付け」などたくさんの工程が分業で行われ、作業に熱心に取り組む職人さん(その多くが女性たち)の姿を見ることもできます。最近では外国人客の紙漉き体験も多いそうです。

1月の時点で、工房では、既に5月の「鯉のぼり」の準備が進んでいました。左側が色をつける前、右側が模様をつけた後。

 

あたたかみと手に馴染む風合い、時代に左右されない、モダンでお洒落な柄。

桂樹舎の和紙小物を一度、手にするとその魅力にすっかり魅了されてしまうはずです。

越中八尾和紙  桂樹舎

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