「作る人も、食べる人も、みんなが幸せになる」ふく福柿

富山にはいくつか柿のブランドがありますが、その一つが砺波市の中山間地で作られる「ふく福柿」。「生産者も、消費者もみんなに福が来るように」との願いが込められてつけられた何ともしあわせなネーミングです。

 

砺波市の「となみブランド」にも認定されているふく福柿は、「刀根早生(とねわせ)柿」という渋柿の品種で、この渋柿から「渋みを抜いた」ものを指します。特徴は種がなく、ジューシーで高糖度、まるでフルーツのような甘さ。

ふく福柿出荷組合の宮木文夫組合長によると、「生産を始めて今年で21年。もとは、今から20年以上前に起きた干ばつにより、水不足に陥ってお米が作れなくなったことから、その代わりになるものをと、作り始めたのがきっかけです」。

 

とは言っても一番大事なのは、やはり水田。人々は、限られた貴重な平地に田んぼを作り、住まいは山の麓に建て暮らしを営んできました。それゆえ、柿も、山の奥手など条件の悪いところに植えられ、ひと目につかない山奥で生産されてきました。

 

宮木組合長の次男、武司さんも10年ほど前から柿栽培のお手伝いを始めました。かつて30人ほどいた組合員も高齢化などにより現在は10人ほど。武司さんが40代半ばと最年少で、平均年齢はなんと80歳近く。「20年続いてくればファンも多いし、この先も生産を続けていきたいですが、課題は後継者が少ないこと」と宮木組合長。このふく福柿、コスモスウォッチングの会場である夢の平スキー場や、道の駅砺波などで購入できます。

武司さんが手がける、ドライフルーツに加工したふく福柿も、甘みがぎゅっと濃縮されていてとても美味。つい、あと一枚、一枚と手が止まらなくなります。

 食べた人から幸せになれそうな、そんなふく福柿。

一度、ぜひご賞味くださいね。

 

「作る人も、食べる人も、みんなが幸せになる」ふく福柿

価格
時価円(税込)

ふく福柿出荷組合

問合せTEL
076-337-1358(宮木さん宅)