ハチミツ

立山町のハチミツは知る人ぞ知る希少な特産品で、ふるさと納税の返礼品としても人気の品。生産者である千石さんは父親が養蜂に携わっていたため、その後を継ぐ形で始めて10年になります。「昔は田んぼに一面のレンゲ畑が広がっていましたが、最近では、すっかり少なくなりました」と千石さん。グリーンパーク吉峰の交流館では、一角にハチミツコーナーがあり、巣箱を手にした千石さんの写真も飾られています。


レンゲソウには、土を肥やし、肥料効果があるため、農家さんは稲を植えつける前にレンゲソウを植えたそうです。それが、化学肥料の普及や、以前は6月から始まった田植えの時期が4月下旬に早まったことで、5月に花を咲かせるレンゲ畑が激減。それに従って、レンゲのハチミツも生産量が減る一方となりました。

そんな状況のなか、レンゲの種をまける場所を探していたところ、「田んぼに大豆をまくまでの間、田んぼを好きに使っていいよ、と言ってくれる農家さんがいたため」、レンゲの花を再び、咲かせることができるようになりました。

 

 

 

レンゲの花の蜜を吸ったミツバチから採取されるのがレンゲのハチミツ。その他、トチやアカシアの花から採れるハチミツや、複数の花の蜜を集めた「百花」なども扱っています。「百花は味が濃くて、これさえあれば、他のハチミツはいらない、というファンの方も。私自身も百花は好きで、毎朝、朝食のパンに塗って食べています」。

 

 千石さんの飼育する蜂は、西洋ミツバチ。春になると、蜂たちは花の蜜を吸いに移動し、秋には、ハチミツや砂糖水をエサとして与えるそうです。冬になると、蜂たちは寒さを耐えるために、1~2万匹ほどがひとかたまりになって、自分たちの熱で押しくらまんじゅうしながら越冬するのだとか!千石さんは18箱を管理されていて、普通だと女王蜂は、働き蜂となるメスをたくさん産むのですが、今年はオスばかりを産んでいて、ミツバチの世界に何かしらの異変が起きているそうです。

ハチミツ採取で苦労するのは、熊対策。付近に熊が出ることから、作業中はラジオをかけっぱなしにして熊が近寄らない工夫も。一人で行う作業のため、量産はできませんが、そんなところも魅力の一つ。販売は、グリーンパーク吉峰の「交流館」または、自宅でも販売しています。なお、ハチミツの種類、ボトルの大きさによって価格は変わるので、要ご確認を。ちなみに、ふるさと納税の返礼品は、こんなレトロチックが可愛いラベルです。

 

「自宅に買いに来られる際は、事前に電話でご予約をお願いします。注文を受けてから1本1本、詰めていますので」と千石さん。大量生産、大量消費のまさに真逆をいく、少量生産、少量消費。手作業ならではの、丁寧な仕事が伝わってくる一品です。

明日の朝食は、アツアツのバゲットに立山町のハチミツをかけて。ちょっとお洒落なブレックファストと参りましょうか。

 

ハチミツ

価格
594円(税込)

立山ハネー(千石茂紀) 

問合せTEL
076-463-2327